鍛造製法とは
ジュエリー&ウォッチゴシマのリメイクは『鍛造(たんぞう)製法』で作られています。
製造方法によって、鋳造(ちゅうぞう)と鍛造(たんぞう)と大きく2つに分類されます。
鋳造(ちゅうぞう)製法
鋳造製法はこのワックスを使いリングを作っていきます。
製造過程では地金の中に泡やガスが含み、柔らかで変形しやすく、キズが付き
やすい事があります。大量生産で使われる製法です。
指輪を造っているのほとんどのメーカーは「鋳造」ですが、鋳造が決して悪い
というわけではありません。
すでに出来上がっている製品がありますのでイメージしやすいと思います。
伝統的な鍛造(たんぞう)製法
岐阜の方なら関市で刀を作る刀鍛冶(かたなかじ)をご存知かと思いますが、まさにあのように金属を叩いて叩い泡やガスを抜いていくことで日常使いでヘタれる事がない指輪となるんです。
フルオーダーやセミオーダーであり、「鍛造」製法で作っているジュエリー
ショップは少数です。
なぜならば、
・多くの手間と職人の熟練した技量が必要とされる方法で、
・伝統的な鍛造の場合は大量生産・大量受注が難しく、
・職人の経験が問われるから
なのです。
鍛造リングは何度も何度も叩いて熱して圧縮することで、中にある泡やガスを潰していくことにより、簡単に曲がってしまうことがない強度が強い指輪となっていくんです。
リングを造る製造工程
1)貴金属の素材をバーナーで熱します
(左写真はプラチナ)
2)何度も何度もハンマーで叩いて伸ばし、また熱して叩いて伸ばしを何度か繰り返し、棒状にします。
3)棒状にしたものを曲げて指輪を作ります。
大切なジュエリーを強度のある鍛造でリメイクしてみませんか?
(一部のパラジウムリングのみ鍛造製法ではありません)